第55回日本肝癌研究会

会長挨拶

 日本肝癌研究会会員の諸先生には、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 この度、第55回日本肝癌研究会を、平成31年7月4日(木)・5日(金)の両日、ホテル椿山荘・東京にて開催いたしますので、ご出席下さいますようご案内申し上げます。
 肝癌治療においては、従来の薬剤に加え、ゲノム創薬技術の進歩により新規の分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤など、多岐にわたる治療法が保険収載され、広く実臨床の場で行われるようになりました。また、外科治療では十分な根拠が乏しいままに、鏡視下やロボット手術が注目されています。一方で、新規治療法の普及により予期せぬ合併症や医療費の高騰など新たな問題点も露呈され、社会問題となり得る状況であることも事実です。そこで、本研究会では今一度『シンプルかつベストな治療法が何であるか』を再考し、真の患者利益の追求を主軸とした治療法の選択を議論すべく、第55回のテーマは「肝癌治療のベストプラクティス」といたしました。治療成績は元より費用対効果、安全性など様々な角度から高いエビデンスレベルに基づく新旧治療法の検証を行いたいと思います。
 今回の研究会が、肝癌診療に日々携わる先生方にとって、明日からの診療に役立つ情報を提供できる場となることを願っております。

2018年8月吉日

第55回日本肝癌研究会 会長
高山 忠利(日本大学医学部 消化器外科)

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